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緊急シンポジウム 「新政権に問う!どうする農山村政策」
   Contents
中山間地域フォーラム緊急シンポジウム
       「新政権に問う! どうする農山村政策」開催報告

 緊急シンポジウム「新政権に問う!どうする農山村政策」は、11月14日(土)午後、明治大学リバティータワーにおいて開催され、全国から120名余が参加して盛会のうちに終了しました。シンポジウムでは、「新政権への期待と問題提起」として、岐阜県白川町長今井良博氏、NPOひろしまね代表安藤周治氏、きらり水源村事務局長小林和彦氏から報告があり、続いて「新政権の農山村政策」について農林水産副大臣郡司彰氏から講演があり、その後、宇都宮大学教授守友裕一氏がコーディネーターになって、メールで事前提出された意見や会場からの発言も踏まえて議論が進められました。
 副大臣は、このなかで、さまざまな実例を挙げて農林業の6次産業化を推進する考えを示しましたが、同時に中山間地域の役割については今こそ十分議論していくことが極めて重要で、施策も各省が関係することから、政府の戦略局で総合的な国家戦略を立て各省に指示していくべきだとの考えを披露されました。
 新政権の農山村政策については、6次産業化などのほかこれまであまり明確でありませんでしたが、このたび国家戦略として総合的な政策検討の方向性が明らかにされたことは、画期的なことであり、今後の展開がおおいに期待されます。(「掲載記事」に日本農業新聞の記事を掲載しています。)

緊急シンポジウムに先立ち提出された農山村政策への提言等(要約) 
  1. 農業構造改革などの産業政策中心で行くのか、農家支援などの地域政策中心で行くのかは、地域や作物の事情に応じた改革の工程表を示して議論すべき。(千葉県、橋本さん)
  2. 都市住民が享受している便益(利便性)を中山間地域でも享受できるようにすべきで、豊かな自然環境に似合った社会資本の充実と安定した雇用の場の創出が肝要。(新潟県、竹内さん)
  3. 住民流出の1つの要因は市町村合併に伴い公的機関や医院、学校、食料品店までもがどんどんなくなり遠くになっていること。それらを復元できれば団塊の世代を含め人は戻ってくるのではないか(東京都、福本さん)。
  4. 豊かな田園や森林資源を営々と築いて来た農山村に光が当てられるような政策を望む。(山梨県、赤池さん)
  5. 農山村が疲弊しているイメージが強く発信されているので、希望を持ちモチベーションのあがる内容の提起をお願いする。(東京都、瀬戸さん)
  6. 過疎化・高齢化は顕著で対策が急がれる。農山村の持つ価値観を都市との交流の増大で活かせないか。(富山県、中西さん)
  7. これからは国の補助政策頼みでなく、農山村が自ら生き抜く覚悟と工夫が求められるのではないか。そのためには情報発信と息の長い取り組みが欠かせない。(東京都、志賀さん)
  8. 従来コーディネート役を担っていた旧役場が市町村合併でなくなり、中山間地域の活性化の仕組みが見えない暗闇に入ってしまった。(富山県、大楠さん)
  9. 都市と農村の中間で、ヒト、モノ、カネをつなげる「仲介組織・コーディネーター」が重要。(東京都、千田さん)
  10. 地方の生態系を壊す花壇作りを推奨する事業は地域資源を無視している。縦割りではなく横の連携が必要。(静岡県、今井さん)
  11. 中山間地域等直接支払制度がなくなれば地域は荒廃するので、ぜひ制度を継続して欲しい。(北海道、高橋さん)
  12. 文化産業を創造することが若者の定住に結びつく。環境保全活動に地元企業が積極的に関与するようにする。(長野県、古畑さん)
プログラム
【テーマ】  「新政権に問う!どうする農山村政策」
【日時】   2009年11月14日(土)14時〜17時
【会場】   明治大学リバティータワー6階1063教室  (JR・地下鉄「御茶ノ水」駅より3分)
【主催】   中山間地域フォーラム
【後援】   全国水源の里連絡協議会日本森林技術協会
【プログラム】
第1部 新政権への期待と問題提起
 今井良博氏(岐阜県白川町長)
   「地方自治体からの問題提起」
 安藤 周治氏(NPOひろしまね代表)
   「過疎集落の実態からの問題提起(仮題)」
 小林 和彦氏(きらり水源村事務局長)
   「都市農村交流の現場からの問題提起(仮題)」
第2部 新政権の農山村政策
  農林水産副大臣 郡司彰
第3部 新政権の農山村政策を問う
  農林水産副大臣 郡司彰氏 
  第1部報告者
  (コーディネーター) 宇都宮大学教授 守友裕一氏
日本人の原風景「中山間地域」を産学民官で支援する